土佐和船友の会

木造和船を建造して土佐の海川で遊んでいます。

天狗上架

二年以上 船底塗料を塗り替えていない私の20尺和船
天狗を上架しています。
このスロープは江戸時代土佐藩の船たで所
(船体を松葉を燃やしてフナクイムシを「たでる」所)
 だった場所です。
あちこち傷んでいるので 今回はゆっくりと、
船内はエポキシで耐水加工し
外板は防腐剤塗装で木の感じを保ちましょう。

f:id:tengushiba:20201106133641j:plain

 

コク屋

和船のコク屋のように木の枠組みを並べ 佐喜浜丸を置いて、
上から二本、左右は六本突っ張り船体を固定しました。
提灯を付ける為の細工などを外すのにも船体ががっちり安定
しているので しやすくなっています。
外板が壊れていく心配が無くなり、次の作業にかかります。
船体下部、建造順にカワラと根棚から密着させて接着し
ステンねじで船体を固めていきましょう。

f:id:tengushiba:20201103120755j:plain

f:id:tengushiba:20201103120808j:plain

f:id:tengushiba:20201103120820j:plain

 

ひがき君全長10m

大阪南港 なにはの海の時空館の中に温存されている
実物大の千石船を日立造船が建造する時に
練習として作った三分の一模型です。
三分の一と言っても十分人間が乗って帆走出来る船です。
天保山祭りで町中を練り歩き 人々の目を楽しませています。

f:id:tengushiba:20201031144032j:plain

f:id:tengushiba:20201031144048j:plain

 

コク屋

片岡君の木工工房で千石船雛形を修理するための
船台、土台、プラットフォームを作る材木の
プレカットをしました。
あり で嵌め込む加工です。

昼から和船工房に運んで組み上げました。
四個並べて、その中に舟を置き、上下左右から
ツヅ(突っ張り棒)で固定して板を曲げて行きます。
和船のコク屋としては上等すぎる木工細工です。

f:id:tengushiba:20201030123721j:plain

f:id:tengushiba:20201030123735j:plain