150年前の釘
舟クギが錆びて膨張して板を割っています。
ボロボロの釘を砕いてかき出して掃除をすると空洞ができます。
上下からジャッキで押さえて隙間を減らし、
エポキシパテを充填します。
コク屋
和船のコク屋のように木の枠組みを並べ 佐喜浜丸を置いて、
上から二本、左右は六本突っ張り船体を固定しました。
提灯を付ける為の細工などを外すのにも船体ががっちり安定
しているので しやすくなっています。
外板が壊れていく心配が無くなり、次の作業にかかります。
船体下部、建造順にカワラと根棚から密着させて接着し
ステンねじで船体を固めていきましょう。
コク屋
片岡君の木工工房で千石船雛形を修理するための
船台、土台、プラットフォームを作る材木の
プレカットをしました。
あり で嵌め込む加工です。
昼から和船工房に運んで組み上げました。
四個並べて、その中に舟を置き、上下左右から
ツヅ(突っ張り棒)で固定して板を曲げて行きます。
和船のコク屋としては上等すぎる木工細工です。