舟クギが錆びて膨張して板を割っています。ボロボロの釘を砕いてかき出して掃除をすると空洞ができます。上下からジャッキで押さえて隙間を減らし、エポキシパテを充填します。
二年以上 船底塗料を塗り替えていない私の20尺和船天狗を上架しています。このスロープは江戸時代土佐藩の船たで所(船体を松葉を燃やしてフナクイムシを「たでる」所) だった場所です。あちこち傷んでいるので 今回はゆっくりと、船内はエポキシで耐水加…
和船のコク屋のように木の枠組みを並べ 佐喜浜丸を置いて、上から二本、左右は六本突っ張り船体を固定しました。提灯を付ける為の細工などを外すのにも船体ががっちり安定しているので しやすくなっています。外板が壊れていく心配が無くなり、次の作業にか…
大阪南港 なにはの海の時空館の中に温存されている実物大の千石船を日立造船が建造する時に練習として作った三分の一模型です。三分の一と言っても十分人間が乗って帆走出来る船です。天保山祭りで町中を練り歩き 人々の目を楽しませています。
片岡君の木工工房で千石船雛形を修理するための船台、土台、プラットフォームを作る材木のプレカットをしました。あり で嵌め込む加工です。 昼から和船工房に運んで組み上げました。四個並べて、その中に舟を置き、上下左右からツヅ(突っ張り棒)で固定し…
浦戸大橋の下で友人が木造土佐和船を出してハイカラ釣りをしていました。
軽くて携帯に便利な分割式の物を作り始めました。艪、棹、櫂、舵になる物です。アルミパイプを中央にして 両端に杉で作った艪脚とお艪腕を差し込み、廻らないようにネジで固定します。直艪という初期の艪の形に戻し、艪臍 艪杭は使わず中国古式の紐で縛る形…
土佐市宇佐の山中利雄船大工、94歳です。千石船の修理に関してお知恵を借りに行ってきました。カジキに使った板が十分乾燥していないと舟釘の所から割れが走るそうです。佐喜浜丸はそのとうりになっています。
無風の浦戸湾で艪での後進を練習しているとまだ汗ばむほどの陽気です。古い木造の網船が漁から帰ってきました。まだ高知には木造漁船が現役で頑張っています。
室戸市吉良川町の道の駅キラメッセには鯨舟が展示されています。室戸の藤田博士船大工が完璧に建造された勢子舟です。この鯨館には古式捕鯨の資料が展示されています。
室戸市佐喜の浜町の八幡様に奉納されている全長3mの弁財船模型を見てきました。和船では最も進化して帆走だけで江戸時代の海運を支えて来ました。作ってみたいですね。
香南市羽尾、長谷寺の山門の仁王像です。羽尾の吉田造佛所にお邪魔しています。これから4年掛けて解体修復の作業に入ります。仏像と和船がどう繋がるのか、ご想像ください。
仁淀川中流 スッゴイスポーツさんの前で舟を下ろしいの鉄橋波川の河原まで三艘で川下りを楽しみました。先日の雨で川は増水中で漕がなくてもどんどん流れて行きます。岸に上がってのんびりする余裕もなく 一気に目的地まで40分で着いてしまいました。これ…
干州堀で台風の後アンカーロープをチェックしています。 アンカーロープを対岸から取り直したり 現状のアンカーロープへの取り付け位置を変えたりして 舟の係留位置を整えています。 午後はまだまだ暑くて大変です。
工房が暑くて作業が中断していた四万十川舟の改造。8cm幅の杉板をオトシクギでコベリの上に立てて激流の中でも水が入りにくいようにしています。
台風から離れた雲の影響でザーと一雨来ましたが後は夏の日差しが降り注ぐ仁淀川です。
傘をかぶって櫂シングルパドルでJストロークです。この舟は櫂も竿も操船して面白いですね。
気仙沼にはダンベカッコと呼ばれる船首尾の尖った舟があるそうです。
高知ヨットクラブ月例レース、今月は久礼沖の一子ハエ灯台回航レースです。無風の中スタートはトップで出たので後ろにダルマや朔風が見えますが。朔風にもオレンジにももちろんダルマにも追い抜かれて、5位の舟本来のポテンシャルの位置で帆走しています。…
仁淀川上流宮崎の河原でカナデイアンカヌーと和風カヌーを浮かべて Jストロークと竿の練習。なんとか楽しく遊べるくらいにはなりました。 県外からのお客さんにも乗って頂いています。
完成した13尺和風カヌーを仁淀川上流、池川の宮崎の河原で浮かべました。いつ来ても綺麗な水です。竿をさしたら面白い舟だと村田さんのお勧めで竿の練習です。難しい。
梅雨の晴れ間に艪漕ぎで出てみました。木造の漁船を三隻見かけました。
昭和55年に知多市民俗資料館より出版された「打瀬船」、 図面35p写真20p伸子帆シンシホの帆図20p全体で 100ページオーバーの図録です。 伊勢湾三河湾での打瀬漁の方法、船型、帆装、造船に 関する本です。この本があれば打瀬船が建造出来そう…
打瀬網船は各地で改良され、この愛知県型が高性能だったのでこの後、打瀬船を「愛知県」と呼ぶ地域が西日本では多いようです。平面図を見ても鯨舟か最新のレーシングヨットのような形状が見て取れます。
18mmの杉板を今あるタナ板の上に積み上げる方法をどうするか、考えた結果 舟釘オトシクギで矧ぐ事にしました。釘を打っている私の反対側の男性はクギが板を破って出て来ないかをチェックしています。
四万十川舟の乾舷が低いので急流に突っ込むと船内に水が入ります。タナ板を8cmほど継ぎ足す改造に入ります。グリーンレーザーも使って水平に船を固定しました。
高知市長浜の細い道を通っていて新川川に係留してある古い土佐和船を発見しました。きっちりとカバーを掛けているので雨水は入らないでしょう。見える部分から古い船だと分かります。あまり乗らなくなって 放置されているのでしょうか?
和風カヌー完成しました。重量は36kg。ちょっと重くなりました。カラステープの積層部分が密着が悪く、気泡が入っています。FRP積層は簡単そうでなかなか難しいものです。
細かい木工部分の手直しをして後 全体をエポキシ塗装しています。タナ板とカジキの接合部分に幅5cmのガラステープを積層補強して隙間を無くしました。これで完成です。